メニュー
推奨パージ方法
グレード | 推奨 | 高効果 | 使用可 |
---|---|---|---|
GSS | 自動パージ | 回転パージ | ショートパージ |
GWS | ショートパージ | 自動パージ | 回転パージ |
GWP | ショートパージ | 自動パージ | 回転パージ |
- 弊社の80㌧成形機の場合、例えば計量を15㍉設定、スピードを通常の100㍉secを120~150㍉secに上げた設定で洗浄します。
- 回転数や温度は前材の成形条件のままです。
- この方法は、後材によるecomaruの排出にも有効です。
成形機容量 (型締力) | 使用量目安(㎏) |
---|---|
80トン | 0.2~0.4 |
125トン | 0.4~0.6 |
550トン | 1.5~2.5 |
800トン | 4.0~6.0 |
1250トン | 6.0~8.0 |
3000トン | 15~20 |
パージ剤排出について
- 他社パージ剤は、排出用グレード(2度洗い用)を使うよう推奨していますが、当社は2度洗いグレードは販売せず、他の安い方法を提案します。
- ecomaruで洗浄後、後材捨て打ち、若しくは、以下の方法で置換してください。
-
「GSS・GWS」はAS樹脂を使用しています。
AS樹脂は金属との濡れ性が良く、洗浄後は完全に排出しないと成形不良の原因になります。特に後材が透明樹脂の場合は細心の注意が必要です。 PP(MFR5~10)を2度洗い用として使用していただき、使用する量はパージ剤と同量を目安として、貴社環境下で最適化を図ってください。 尚、透明材料への置換の場合、PPはパージ剤使用量の1.5倍が目安となります。 - 「GWP」はPP樹脂を使用しています。洗浄後は低MFRのPP、PEで排出して下さい。
- 詳しい除去方法については個別にお問合せください。
樹脂ごとエコマルの使用方法補足
PP、PE系、PS系 (オレフィン系樹脂)
- 成形時のシリンダー温度が230℃以下の場合、240℃以上へ変更しエコマルを 投入することで、洗浄効果およびガラスの排出性が向上する場合があります。
- オレフィン系樹脂同士の色替え/樹脂替え使用する場合はGWPグレードを推奨します。 炭化物対策やMB着色汚れの対策に使用する場合はGSSグレードを推奨します。
ABS系
- GSSもしくはGWSでの洗浄を推奨します。
POM
- 成形時のシリンダー温度が230℃以下の場合、240℃以上へ変更しエコマルを 投入することで、洗浄効果およびガラスの排出性が向上する場合があります。
- 色替え/樹脂替えに使用する場合はGWPグレードをお勧めします。 炭化物対策に使用する場合はGSSもしくはGWSグレードをお勧めします。
PA6/66
- GSSもしくはGWSでの洗浄を推奨します。
PA6T/9T
- 成形時のシリンダー温度が330℃以上の場合、330℃以下へ変更しエコマルを 投入することで、洗浄効果およびガラスの排出性が向上する場合があります。
- GSSでの洗浄を推奨します。
PBT
- GSSもしくはGWSでの洗浄を推奨します。
PC
- 成形時のシリンダー温度が300℃前後の場合はGSSグレードでの洗浄を推奨します。
- 280℃以下であればGSSもしくはGWSでの洗浄を推奨します。
洗浄方法ついて「射出成形機」 自動パージ方法
前樹脂排出
- 背圧を上げ樹脂を排出する。
- ホッパー清掃を行う。
準備
- 使用温度範囲内で前樹脂加工温度で対応可。
- 金型からノズルを外す。
ecomaru投入
- パージ材を推奨量投入し、パージを行う。 ※使用量目安参照。
- 樹脂排出色を目視確認し調整。
射出パージ
- 射出速度を上げることで洗浄効果がより高まる。
後樹脂投入
- 洗浄後、ガラス排出剤等を使用し、ガラス繊維の除去をする事を推奨します。
- 後材料を投入して、ecomaruが排出された事を確認の上成形を開始する。
使用上の注意
取扱い上の注意点
- 使用前に安全データシート(SDS)をご確認の上お取扱いください。
- 作業時は、保護手袋や保護眼鏡を着用してください。
- 本製品は可燃性ですから、取扱いや保管時は、発火源から離してください。
- 洗浄中にガスが発生しますので、十分に換気してください。
- 洗浄中にノズル等でつまりが生じた場合、直ちに電源を切り機械メーカーと相談の上対応してください。
- 高温の溶融樹脂は火傷の危険がありますので、直接触れないでください。
- ペレットが床にこぼれたままにすると滑る危険がありますのですぐに清掃してください。
- 他の樹脂とは混ぜないでください。
- 直射日光、水漏れ、湿気を避けて保管してください。
- 廃棄する際は、関連法規に従って適切に処理してください。
ご使用にあたり
-
使用温度をお守りください。
使用温度範囲を厳守してください。
使用下限温度以下では、過負荷(オーバーロード)にご注意ください。
使用上限温度以上では、ecomaruが分解して着火の可能性があります。また、液状化して飛散による火傷の恐れがあります。 - 洗浄以外の用途使用は行わないでください。
- ecomaruはシリンダー内に滞留させないでください。
- シールには使用しないでください。ガラスが冷え内部で固まる恐れがあります。
- ホットナンナー、コールドランナーの洗浄には適しておりません。ガラスが冷え内部で固まる恐れがあります。
メニュー